レオと暮らし始めて、4年が経つ。
平凡な生活の中に刺激と彩りを加えてくれる。
数日前、いつものように散歩をしていたら一人の女性に声をかけられた。
「かわいらしいポメラニアンですね。何才になられます?」「4才です」「それじゃぁ、もう言葉がわかりますね」
そうなのだ。不思議なことが日々起こる。
私の朝はまずシャワーから始まる。
朝の早いレオは寝ている私の体の上で遊んでいる。私が目覚めて「お風呂入ってくるよ」と声をかけると、すごすごとハウスへ入っていく。 |
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シャワーから出てくるととりあえず、ハウスからレオを出す。そして、髪を乾かすためにドライヤーのスイッチをオンにする。その音に反応してまたハウスに入っていく。ドライヤーの音が止むと、ハウスから出てくる。その後メイクをするためにまたドレッサーの前に立つと、観念してハウスに入って寝てしまう。これがウィークディの私とレオの朝だ。
不思議なことは今日起こった。日曜日の今日、私のシャワータイムは11時45分。「笑っていいとも!増刊号」を見てシャワーをする。いつものようにハウスに入るレオ。そしてシャワーの後髪を乾かす。 |
そこまではいつものことだった。
今日は日曜日なのでいつものようにメイクはせず、簡単に済ませるつもりでUVカットの『サンライト35』という優れものの日焼け止めを下地クリーム代わりに塗ろうとチューブを手に取った時、急にレオがハウスから出てきて吠え始めた。「どうしてわかるの??」とにかくレオは私を見ている。恥かしいくらい見つめている。そう、その『サンライト35』を私が塗るときは散歩に行くときなのである。
散歩に連れて行ってもらえるとわかったのか、大喜びで騒ぎ始めた。帽子をかぶるとか、服を着替えるとかで気づくことはこれまでもあったが、日焼け止めで気づかれたのには驚いた。 |
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